シナノタイゲキ(信濃大戟)

Euphorbia sinanensis


シナノタイゲキ

  • 科名・属名

  •  トウダイグサ科 トウダイグサ属

  • 特徴

  •  草丈50〜80cmの多年草。
     タカトウダイの変種で、草丈は低く、茎は毛が少なく、葉が薄い膜質で、裏面に白色の長い軟毛が密生する。
     子房外面の突起は鈍頭、花序の腺体は広楕円形。
     ノウルシにも似るが、生育地が湿地でなく乾いた山地であることや、苞葉の色も鮮やかでない。

  • 分布・生育地

  •  本州(中部地方以北)  山地

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  1993年6月13日  長野県松本市
     中・花序 2014年6月25日  長野県小県郡
     下左・葉、下右・葉裏    同  上

  • 撮影記

  •  タカトウダイにしては草丈が低く、子房に毛がないのでハクサンタイゲキでもないトウダイグサの仲間の花だった。
     長野県の1000mを越える山地の路傍であったので本種と判断し、帰って調べると間違いなさそうだった。
     その後、葉裏に軟毛が多いと、子房に毛がなく、外側のこぶ状の突起の先が鈍頭であることを確認し、しっかり撮影した。

    葉裏

    同じ科の仲間の花
腺体と雌花

葉