ナガトカンアオイ(長門寒葵)

Heterotropa asaroides × H.hexalobum or H.asperum


ナガトカンアオイ

  • 科名・属名

  •  ウマノスズクサ科 カンアオイ属

  • 特徴

  •  草丈5〜15cmの多年草。
     葉は広卵形、卵状楕円形、または三角状卵形で、長さ8〜12cm。
     タイリンアオイサンヨウアオイまたはミヤコアオイの雑種と推定されている。

  • 分布・生育地

  •  本州(山口)、九州(福岡)  山地林下

  • 花期
  • :  4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2014年5月6日  山口県
     中以下全て    同  上

  • 撮影記

  •  あまり歩かれていない沢沿いの山道を進む。まず、ミヤコアオイが、しばらく歩くとタイリンアオイも点々と出てきた。
     その先に、そのどちらとも違う花をつけたカンアオイが出てきた。大きさはタイリンくらいあるが、萼片はそんなにうねっていない。見るからに雑種と思われる花だ。
     前年、山口の花仲間から写真を見せられ、カンアオイ好きには見逃すわけにはいかないと遠征してきた甲斐があった。
     正式な学名はつけられていないようだが、ネットで検索してみるとカンアオイ専門のサイトに、タイリンとサンヨウとの雑種で、福岡で見つかっているものはノムラ、山口県のものはナガトと呼ばれ、山口のものはミヤコとの雑種も考えられると記されていた。
     私見ではあるが、辺りに生えていた種からみると、ミヤコとの雑種と考えるのが妥当と思われた。

    葉

    同じ科の仲間の花
花1

花2