オオバナオオヤマサギソウ(大花大山鷺草)

Platanthera sachalinensis var. hondoensis


オオバナオオヤマサギソウ1

  • 科名・属名 : ラン科 ツレサギソウ属
     注.APG分類では、学名(P. hondoensis)

  • 特徴 :
     草丈40〜70cmの多年草。
     葉は普通2個、倒卵状狭長楕円形。
     花は緑白色で花の各部が大きく、側萼片の長さ約8mm、距の長さ30〜40mmと長いのが特徴。唇弁の肉質隆起は目立たない。
  • 分布・生育地 :
     本州(東北〜近畿地方)〜九州 (国外:日本固有)
     冷温帯の山地草原

  • 花期 :   7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1986年8月19日  静岡県富士山
     中上・全体2 2020年8月19日  山梨県富士山
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中中・花序1 1986年8月19日  静岡県富士山
     中下・花序2 2020年8月19日  山梨県富士山
     左下・花、右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     地元の花仲間の案内で富士山の林道を奥へ入り、車を降りて斜面を少し登ると、林間の草地にオオヤマサギソウに似た花が咲いていた。
     近寄って見ると、距が長くて一見してオオヤマサギソウとは違うことがわかった。
     分布域ややや広いものの産地は局所的で個体数は少なく、これ以降も富士山の林下でしか出会っていない。
     この日は、キバナノショウキラントラキチランも見ることができて楽しい1日だった。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
オオバナオオヤマサギソウ2

花序1

花序2

花