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- 科名・属名 : ラン科 ハクウンラン属
注.APG分類では、ハクウンラン属の学名は(Kuhlhasseltia)、以下変わらず
- 特徴 :
草丈7〜13cmの多年草。
茎の下部は這い、先は立ち上がる。
葉は茎の下部に2〜6個つき、葉身は卵円形〜円形、長さ9〜13mm。
花は茎頂に総状に1〜7個つき、白色。側萼片は4.5〜6mm、基部のみ合着し、唇弁の基部を包む。背萼片と側花弁は密着し、兜状になる。唇弁の上唇部は横長の長方形、先端の両側は尖る。
ハクウンランに似ているが、全体に大きく、葉の長さが9〜13mmと長く、側萼片もやや長い点が異なり、染色体数も異なる。
また、ヤクシマヒメアリドオシランにも似ているが、唇弁の形が異なる。
- 分布・生育地 :
東京都(伊豆諸島) (国外:日本固有) 常緑広葉樹林下
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2003年7月26日 東京都伊豆諸七島 中上・全体2 2000年7月28日 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 2003年7月26日 同 上 左下・花2 2000年7月28日 同 上 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
によく似たランで、よりの大形であることや特徴欄に記した点が異なり、伊豆諸島だけに知られている。
ハチジョウネッタイランと同じ時期に同じような場所で咲くので、両方を狙って出かけた。
ハチジョウネッタイランはなかなかいい状態に巡り合えないものの、この花は何とか撮影できた。
しかし、薄暗い常緑広葉樹林下の白い花は、撮影すると色が飛びやすく苦労する。
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