シテンクモキリ(紫点雲霧)

Liparis chikumensis


シテンクモキリ1

  • 科名・属名
  • : ラン科 クモキリソウ属

  • 特徴

  •  草丈10〜25cmの多年草。
     葉は2個つき、広卵形で長さ3〜8cm、幅2〜4cm。葉脈は横脈があり、縁は細かく縮れる。
     花は茎頂に10〜17個つき、側萼片は線形でねじれ、強く外側に巻き、淡紫色で長さ7〜10mm。唇弁は黄緑色で長さ6〜8mm、先端はくさび形または円頭。中央の溝に紫点がある。
     ジガバチソウクモキリソウを足して2で割ったような花である。
     2008年3月、日本植物学会でこの花が新種として発表された。
     唇弁の溝に紫色の班があることから、シテンクモキリと名づけられた。

  • 分布・生育地

  •  本州(東北〜中部地方) 山地林下

  • 花期
  • : 7月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年7月12日  長野県
     中、下 2007年7月22日  同 上

  • 撮影記

  •  小雨交じりのガスが流れる林下、その「変わったLiparis」が咲いていた。  ジガバチソウクモキリソウを足して2で割ったような形で、緑色の花をつけている。スズムシソウにも似ている。
     花期は少し遅めだったが、散在する20株以上の株がみな同じような花を咲かせていることから、単なるアルビノではなさそうだ。
     帰って調べると、似たような花が本州中部から東北南部にかけて点々と見つかっているらしい。

     撮影した当時はチクマジガバチとしてアップしていたが、2008年3月、新種として発表された。ただ、シテンクモキリの名ほど紫の点は目立たない気がするが。この花にも変異は多いのだろうか。

    同じ科の仲間の花
シテンクモキリ2

花アップ