コシノコバイモ(越の小貝母)

Fritillaaria kosidzumiana


コシノコバイモ1

  • 科名・属名 : ユリ科 バイモ属

  • 特徴 :
     草丈10〜20cmの多年草。
     葉は茎の上部に対生する2個と輪生する3個がつく。
     花は茎頂に1個、鐘形で下向きに咲く。花被片は白色で、縁や内側の腺体近くに毛状突起があり、縁や基部に紫色の網目状の斑紋がある。葯はクリ−ム色。
     果実(刮ハ)は胞背裂開する。

  • 分布・生育地 :
     本州(山形県〜北陸地方、福島、静岡、岐阜県) (国外:日本固有)
     山地の林下

  • 花期 :   3〜4月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 1985年3月31日  新潟県弥彦山
     中・全体2 2006年5月4日  新潟県三条市
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花 2017年4月25日  新潟県岩船郡
     右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     雪が溶けて間もない雑木林の下、雪に押しつぶされた落ち葉の上に鮮やかな花色のオオミスミソウカタクリが咲いている。
     目を凝らすと、地味なコシノカンアオイやこの花が咲いている。日本海側の春の林下は予想外ににぎやかである。
     この花は、日本海側に多くコシ(越の国=新潟県)の名が付けられているが、遠く飛んで静岡県にも分布する。太平洋側の花の方が少し小さいような気がする。

     2006年5月、雪解けしたばかりの新潟県の山間で、久しぶりにこの花に出会った。
     花冠の外側は普通薄茶色のものが多いが、ここの花は緑色を帯びていた。豪雪地域ほどその傾向が強いようだ。
     コバイモの仲間はよく似たものが多いが、葯の色が同じミノコバイモとは、内花被片の縁に顕著な毛状突起があることで区別される。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
コシノコバイモ2

花