ムサシノワスレグサ(武蔵野忘れ草)

Hemerocallis exifis


ムサシノワスレグサ1(群落)

  • 科名・属名 : ユリ科 ワスレグサ属
     注.APG分類ではススキノキ科(XANTHORRHOEACEAE)

  • 特徴 :
     草丈60〜80cmの多年草。
     ニッコウキスゲに非常によく似た植物で、東京都府中市に生育している。
     花期が4〜5月と非常に早いこと、葉が細く、花被片が狭いこと、夜も花が閉じないことがニッコウキスゲとの違いである。
     別名 ムサシノキスゲ

  • 分布・生育地 :
     本州(東京都) (国外:日本固有)
     丘陵地林縁

  • 花期 :   4〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1994年5月14日  東京都府中市
     中・全体2 2018年4月26日    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花、右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     東京都府中市の北東部に浅間山という標高79m程度の山(丘?)があり、武蔵野の自然を残す公園として整備されている。
     その一角にこの花が自生している。花は4月末〜5月にかけて開き、特徴にも書いたとおり、ニッコウキスゲに非常によく似ている。
     昔、上流から流れ着いたニッコウキスゲが、低地の気候にあわせ生き残ったものと考えられている。
     なお、「改訂新版 日本の野生植物1」では、本種をユウスゲノカンゾウの雑種と見られるとしている。ただ、花期があまりにも違いすぎる気がするが。

  • 葉

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ムサシノワスレグサ2

花