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- 科名・属名 : ツツジ科 アセビ属
- 特徴 :
高さ1.5〜4mの常緑低木。
葉は単葉、葉身は長楕円形〜倒披針形、アセビと比較するとやや細いのが特徴。
花は直立する花序に多数つき、花柄は曲がって下向きに咲き、花序が下垂するアセビとの違いとなっている。
果実(刮ハ)は果期に果柄が真っ直ぐとなり、上向きになる。
- 分布・生育地 :
九州(屋久島) (国外:日本固有) 高地(1000m以上)の林縁、林内
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2017年5月18日 鹿児島県屋久島 中上・全体2、以下全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
この年は地元の方によれば「例年より2週間は遅れている」とのことで、以前はきたとき登山道周辺で沢山見かけたヤクシマミヤマスミレも蕾ばかりだった。
今回の目的はヤクシマコケリンドウやヤクシマミツバツツジなどは咲いていないのではと心配しながら登った。
ツツジ類は確かに遅れていたが、ありがたいことに普通ならこの時期終わっているはずの花が咲いていて、思いがけない出会いもあった。
この花もその一つで、本土でよく見かけるアセビによく似ているが、葉が細く、花序が垂れ下がらないなどの特徴がある変種で、屋久島でも1000mを越える高所に登らないと見られない。
今回は何とか目的の花を撮影できた上、少し前に咲き終わっているはずの花にも出会え、素晴らしい花見行となった。
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