ハクサンハタザオ(白山旗竿)

Arabis gemmifera


ハクサンハタザオ

  • 科名・属名
  • : アブラナ科 ヤマハタザオ属

  • 特徴

  •  草丈10〜30cmの多年草。
     茎は株状で、花後倒れて新苗を出す。
     根出葉は羽状に分裂し、長さ2〜7cm、幅0.8〜1.5cm。頂小葉は大きく、短い葉柄がある。茎葉は細く、羽状に中裂するか鋸歯縁で長さ1〜4cm。
     花は総状花序になり、花弁は白色〜淡紅紫色で、4個、長さ5〜6mm。
     果実(長角果)は線形で数珠状にくびれ、長さ1.5〜2cm。

  • 分布・生育地

  •  北海道、本州、四国(剣山)、九州(宮崎)
     山地

  • 花期
  • : 3〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年4月20日 三重県藤原岳
     花アップ  同 上

  • 撮影記

  •  春の藤原岳は、フクジュソウの群落で有名で、花目当ての登山客が多く、大阪方面からも近いせいか、オバサン達の関西弁が行き交う。
     中腹から上部の林下のフクジュソウやセツブンソウ、少し時期が遅ければヒロハノアマナなど多くの花を見ることができる。
     この時期山麓でもいろんな花が楽しめ、タキミチャルメルソウやこの花など、初めての花見行だと時間が足らないくらいだ。


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