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- 科名・属名 : アカバナ科 ミズタマソウ属
- 特徴 :
草丈10〜50cmの多年草。
茎は無毛で、普通赤みを帯び、無毛か稀に細い毛がある。
葉は対生し、葉身は長卵形〜卵形、長さ3〜8cm。先は尖り、基部は円形〜切形、縁に低い波状の鋸歯がある。葉柄は紅色を帯びる。
花序は長さ6〜10cmで総状につき、花弁は白色〜淡紅色で下向きに咲き、先端が浅く3裂する。花柄は開出する。萼裂片は赤色、長さ0.6〜2.5mm。
果実(堅果)は長卵形で裂開せず、径2〜2.5mm。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮(南部)、中国、台湾) 山地のやや湿った林下
- 花期 : 7〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年7月18日 神奈川県厚木市 中上・全体2 2014年7月23日 神奈川県丹沢 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花序 1996年8月18日 東京都三頭山 中下・花 2014年7月23日 神奈川県丹沢 左下・果実 2017年7月28日 東京都青梅市 右上・葉 2014年7月23日 神奈川県丹沢 右下・葉柄 2023年9月14日 山梨県南都留郡
- 撮影記 :
盛夏の頃は涼を求めて高山の花見に出かけることが多いが、毎週出かけるには体力が持たない。たまには、そう遠くない奥多摩の山に夏の花を見に出かける。
この時期日差しは相変わらず強いものの、日陰では秋の訪れを感じさせるような爽やかな風が吹き抜ける。
谷筋には、レンゲショウマやギンバイソウ、タマガワホトトギスなどが咲いている。
そんな登山道際に小さな目立たない花をつけたこの花が見られる。花の感じはミズタマソウによく似ていてアカバナ科であることがわかる。葉がタデに似て谷あいに咲くことからこの名が付けられている。
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