オオバスギカズラ(大葉杉蔓)

Asparagus rigidulus


オオバスギカズラ

  • 科名・属名
  • : ユリ科 クサスギカズラ属

  • 特徴

  •  草丈50〜100cmの多年草。
     茎は下部が木質化し、上部はつる状になる。
     葉は刺状になり、線形で長さ1〜2cm。3稜がある。
     花は葉腋に1〜3個つき、花冠は淡黄色、広鐘形で長さ3〜4mm。雌雄異株。花や果実のすぐ下に柄い関節がある。
     果実は赤熟する。

  • 分布・生育地

  •  本州・九州(日本海側) 海岸の岩上や砂地

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年5月13日 長崎県対馬
     花アップ  同 上

  • 撮影記

  •  GW明けに対馬へ出かけ、前回の花見行で知り合ったNさん夫妻の案内で、数々の貴重な花に出会えた。
     ウスギワニグチソウアツバタツナミソウを撮影後、海岸の遊歩道際でクサスギカズラを見つけた。
     ナンゴククサスギカズラは撮影していたものの、この花は未撮影だった。
     その夜、植物に詳しいK先生宅でこの花が話題となった。クサスギカズラではなくキジカクシとのこと。確かに花をよく見るとクサスギカズラとは違う。ただ、葉の様子はキジカクシではない。帰って調べると、西日本の海岸に分布する本種とわかった。

    同じ科の仲間の花
花アップ